2018年06月29日

夏の恒例国際ワークキャンプ

今年も始まりました。国際ワークキャンプ。
ウェールズから11人のグループが2手に分かれ、黒松内のぶなの森自然学校とうちの2か所に交代で各2週間、今回は計4週間とロングなキャンプです。薪割り.JPG

8月に予定している小屋の基礎も、施工途中のガーデンもみるみるちに前進しました。
機械や化学薬品など化石燃料に頼らない、忍耐や我慢にも頼らない。
若者たちのパワーで楽しく乗り越え、さらにそのプロセスで普段は気づかないいろいろな発見や出会いが生まれるなんて、とても素敵なことではないですか。
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もちろん、いいことづくめかというとそんなはずはありません。
会社組織でもない自由な関係、参加者の目的やモチベーションもまちまち。年齢や国籍など多様性が広がるにつれ、感じ方の違いや意見の衝突もあります。
正直、今年は私がメインの食当なんですが、日々の食事づくりもへとへと…
でも、むしろそういう暮らしに密着した小さなトラブルこそ学びの要素だと私は思っています。
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「嫌われたくないから反対意見は言わない」「とりあえず、みんなに合わせておこう」が日本人的マナーかもしれませんが、蔭で悪口を言って表面的に仲良くしたり、相手を一方的に非難するのではなく、自分の気持ちや共通の課題を冷静に共有し、建設的に解決できるように自分自身もチームも鍛えていきたいものです。
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若い彼らにはそんなチャンスを与えてもらって、感謝ですね。
posted by junka at 14:00| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年05月30日

除草について

色とりどりの野草咲き乱れる農園にうっとりしていたら、あれよあれよという間にタンポポが綿毛に。はっとしたときはもう遅い。
思えば長沼時代そして余市に拠点を移してからも、雑草は最大課題でした。もちろん、私たちは除草剤なんて使用したくない。化学的なものを使わずに作物を育て、農地を維持することは簡単ではらいません。
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私は作物栽培にある程度の除草は必要だと考えています。野生の草と一緒に野菜を育てる人たちもいるし、それで自給に十分な収量が得られるなら理想的だと思いますが、残念ながら、私たちの畑においては無除草で成功を収めたことはありません。畑の広さや土の条件、そして育てる作物と目標にする自給量が違うので、一概に失敗、成功を語ることはできませんが、少なくとも私たち(夏は5~7人、冬は3人が常駐、それ以外に年間およそ800人のビジター)ができるだけ買わずに美味しく食べるものを得ることを目標にしたとき、雑草はある程度除去しなければいけないという結論に達しています。もちろん、ゴルフ場の芝のように通年短く刈り続けるということではなく、作物が成長する過程で十分な要素を得られるように、必要なタイミングで最低限の障害物(ごめんね)を取り除くという意味です。
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除草の目的は作物のためだけではなく、地域に受け入れられる条件でもあります。というのも、高齢農家は畑を雑草だらけの土地を「怠けて荒らしている」というふうに捉えるからです。畑だけでなく、住宅や納屋、敷地の隅々まで整然としているのを見ると、彼らが大切にしている価値を感じます。農薬批判を一旦置いておくとすれば、尊重すべき文化だと思います。自然との共生と同じくらい地域との共生は重要です。大上段に「環境問題」や「自然保護」を説いて相手を批判するのではなく、「私たちは怠けて土地を荒らしているのではない、この土地を大切に思って、日々努力している。違う方法で」ということが伝われば、対立せずに対話ができます。地域で生きていくためには、互いの違いを受け入れ、相手に敬意を払いながら自分の価値観も主張するということが肝要です。私たちが有機農家なら対立してもいいけれど、コミュニティや地域トランジションを目指しているなら、やはり対話の道を選ぶべきでしょう。
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今シーズンはスタッフが入居以来散らかり放題だった敷地回りを整頓してくれました。花を植えたりガーデンを作ったりして景観保全にも努めています。タンポポは…これもエゾエンゴサクと並んで風物詩のひとつになってくれたらいいのですが。来月から来る馬に期待しましょう。
posted by junka at 08:41| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

自然の恵み

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花たちが春を連れてきました。
エゾエンゴサクが紫の絨毯になるこの季節をどれだけ待ち望んだでしょうか。
甘い種を欲してアリが集まり、種をあちこちに運ぶんだそうで、この土地に来て7年間、絨毯は毎年広がっています。

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今日はその野草を観察しながら裏庭を散策し、お料理を楽しむご飯の会が開かれました。
畑の実りのない季節、この時期だからこその自然の恵みです。
行者ニンニクやタラの芽のような貴重な山菜だけでなく、ヨモギやイラクサのような雑草でも立派な食材となり、感謝の気持ちを抱くことができます。

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自分でもお浸しやきんぴらくらいの料理はしますが、プロの腕にかかると地味な草花がまるで高級料理のような変身ぶり。
家の庭でこんな体験ができるなんて幸福だなあとつくづく感じる一日でした。

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posted by junka at 20:40| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする