2018年10月22日

2018年感謝祭を終えて

2018年の感謝祭。
直前まで台風の心配があったので、あまり大規模に広報も行わず、
「誰も来なくても内輪でお祝いしようね」という気持ちで準備しましたが、
当日は思いがけない青空。
感謝祭②.jpg
初めての方、懐かしい方、町内の家族連れ、
いろいろな方々が集い、今年の成果をお披露目しました。
感謝祭③.jpg
2018年は活動開始して10年目、
スタート当初は札幌を中心とする都市部の会員による
会員のための活動だったので、感謝祭も会員の手作りで、
お世話になった人へのお礼や自分たちの発表会として
開催していました。

今ではプレイヤーは会員よりも地域住民にシフトし、
また、ツーリズムや地域づくりなど活動の幅が広くなった分、
一見さんや子どもも増え、参加者の顔ぶれも多様になりました。
感謝祭.jpg
多くの人に体験の機会と場を提供、
収益、雇用、人材育成、
行政や企業、専門家との連携、
地域づくり・・・
さまざまな期待や需要も感じています。
感謝祭④.jpg
自給的な暮らしや個人の生き方、働き方が中心テーマだったころと比べると
忙しさも半端ではなくなっています。
私も今年の夏はほとんど休みなしでした。

このまま忙しくしていっていいのかな、
自分たちのやりたいことを見失わないようにしなくちゃ
と不安に感じることもあります。

それでも、まだまだ進めと言われているような気がして、
広がっている世界の先に希望を信じながら
焦らず、進んでいこうと思います。

感謝祭⑤.jpg



posted by junka at 14:55| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年09月08日

自立の大切さ(災害に際して)

このたびの北海道観測史上最大の台風と地震。
地震から3日経過してまだたくさんの方が混乱にある中で、
まずは被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げ、
一日も早い復旧をお祈りします。

余市も、台風の強風は、思わずタイニーハウスが倒れるのではと
いうような轟音と揺れでした。
猫を抱きしめながら、「怖いよ」と思わず声に出してしまいました。

翌日敷地を回るとサクランボが2本根こそぎ倒れたり、
ワインぶどうの支柱が抜けたりはしていましたが、
夜に聞いた風から想像したよりも被害はありませんでした。

翌日は札幌で用務があり、夜に20~30年ぶりの友人に会って
楽しんだ後、札幌の友人宅で地震にあいました。
朝から停電に断水、スーパー前の長蛇の列と
災害時の都市の姿を目の当たりにしながら
空港閉鎖で東京に帰れなくなった友人と一緒に余市に戻ってきました。

こちらに戻ると、停電はしているものの、見た目には
普段と変わらない風景。

うちは太陽光パネルによる自家発電で、最低限必要な照明や
携帯電話の充電程度の電気は手に入ります。
トイレはもともと汲み取りやコンポストトイレだし、
台所はプロパンガスだし、初日のディナーが若干暗かっただけで
全く問題ありませんでした。

食べ物がたくさんあることも、安心の理由のひとつですね。
幸いこのシーズンは畑に野菜が食べきれないほどあります。
保存食を含めれば2~3週間はもつでしょう。
それも美味しく安全な食べ物ばかりで。

今週は来客が全部キャンセルになって時間に余裕ができたため
むしろいつもより料理に手間をかけ、品数も多く、豊かな食卓でした。
3日目の今日はベジタリアン食ですが、それだって新鮮で美味しい
野菜ばかりで、実はこれがもっとも贅沢な食事だよねと
話しながらいただいています。

携帯の通じない静かな夜は満点の星空鑑賞。
被災した方々には大変不謹慎な発言ですが、暗闇が創る星空の美しさに
思わず災害を忘れ、見とれた人は少なくなかったに違いありません。

自然は強くて怖くて美しい。
私たち人間は自分たちの弱さや愚かさを思い知り、
そして日頃当たり前だと思っている資源の貴重さを意識したり、
それらを供給してくれる人たちや自分が誰かに支えられているという事実に
感謝するためにこういう機会を与えられたのでしょう。

この度の災害に関しては、停電が経済や生活に与えた被害は大きく、
世の中では「北電がすべて悪い」とか「電気は重要。だから原発」
という声が聞こえてきます。

停電が理由で原発再稼働なんていう非論理的な主張は論外ですが、
「絶対停電させないような」仕組みを電力会社に求めるのもどうかと私は思います。

配給システムに改善の余地があるのは疑いありませんが、
医療施設などの人命にかかわるところへの電力確保を前提に、
たまに停電しても困らないようなまちづくりこそ重要ではないでしょうか。

つまり、太陽光などの再生エネルギーによる自家発電や雨水利用、
コンポストトイレなどのエコ設備を公共施設はもちろん、
個人宅でも普及させること、そしてそれらをシェアできる
コミュニティ、何かあったときに頼れる関係性を作ること。

うちでは、定期的にITデトックスやキャンドルナイトを
楽しむ機会を作ったらいいねと話しています。

ハード設備や法律も大切ですが、よりレジリエントな
心や暮らし方を見直したいと思います。






posted by junka at 20:56| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年08月07日

人事を尽くして天命を待つ

気が付いたら7月が終わっていました。

雨続きで太陽の恋しい日々を悶々として過ごしたと思ったら、
月終盤からは一気に猛暑となり、今度は雨ごいをしたい気分です。

農家に百点の天気はないけれど、果物農家にとって、
本当に恨めしいような天気が続いています。
私は農家でもないし、不信心な人間ですが、
自然と「天を仰ぐ」という気分になります。
ワインぶどう.JPG

今年のワインぶどうは長雨のせいで樹勢が強くなりすぎ、
花が咲いても実がつかない「花ぶるい」と呼ばれる現象が起こりました。
うちのブドウも3~4株に1株くらいは全く実がつかず、
昨年の2倍の収量をと意気込んでいたのが、思い切り肩透かしをくらったようです。
周囲の農家も同じような状況らしく、落胆が聞こえてきます。
さち.JPG
それは自然の現象で、仕方ないと言えば仕方ないことなんですが、
みなさん、自然環境と植物の様子を観察し、
研究と創意工夫を重ねています。

実際に、絶妙なタイミングで摘心した農家のブドウはちゃんと実をつけたとか。
まさに神業ですね。
ワイン新苗.JPG

自然を相手にする農業は、工業製品のようにやり直しができません。
机上で計画・設計する世界と異なり、どんなに寝ずに頑張っても、
出ない太陽は出ないし、出ない芽は出ないのです。

「人事を尽くして天命を待つ」というのは私の好きな言葉です。

努力はとても大切だけれど、自らの限界を知って謙虚になることも同じくらい大切。
そういう気持ちになれる今の暮らしがとてもありがたいと感じています。
posted by junka at 20:25| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする