2017年06月14日

トイレレポート

久々にトイレネタです。
(お食事中の方は失礼)

学び舎のバイオトイレは通年とおして臭いも虫の問題もなく、
快適に稼働しています。
個液分離のシステムが機能的であるることと、
下部のタンク室としっかり断絶ことが秘訣ですね。

タンク内の個体(便)は熱も加えず切り返しなどもしません。
時々タンクを取り出して蹴飛ばしながら攪拌はしていますが、
正直これでどれだけ分解できるのかなあと思っていました。

2015年10月にクローズしたタンクを今日取り出してみました。
上部3分の2はすっかり乾燥していて「ウ○コのウの字もないね」。
底部には黒い塊がありましたが、臭いは全くありません。
これなら取り出し作業も不快感もほとんどないですね。
ウ○コ取り出し.jpg

ウ○コ取り出し②.jpg
ちなみに液体(尿)の方はにんにくに散布しています。
実験的に米ぬかを撒いたものと比較していますが、
葉が青くピンとしています。
イギリスでもさまざまな自然由来の液肥を試している
ところがありましたが、人間の尿は窒素やビタミンなどを
含んだ有用な肥料になっていました。

江戸時代には当たり前だったこの技術。
現代では臭いものには蓋をしましょとばかりの態度ですが、
食べるものだけでなく出すものにも意識をしたいものです。



posted by junka at 21:13| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

エコビレッジに現れた羊とヨン様

5月はまたたく間に過ぎ去り、りラ冷えの6月です。

この時期は、畑の開墾やら育苗やら農作業に追われているうちに、
びっくりする程の速さで草が伸びます。
今年はブドウ棚の解体やら鶏小屋の建設やら
土木建設系の作業も重なったため、気がついたらタンポポ野原が
綿毛で真っ白になっていました。

やばい、これ以上草が伸びたらブドウ棚が撤収できない、
ああ、今週は神社祭りの前の草刈だ。
その前に何とかしなければ…
と焦っている私の前に現れたのは草刈隊の羊と
文字通り救世主となっている韓国人のヨン様。
羊.jpg

ヨン様は、物静かな青年ですが、実に多彩で実行力があり、
来るなり頼もしい存在となりました。
「これは無理」と日本人が根を上げるような場面でも
冷静沈着に状況を観察し、大胆に「こうすればできる」と提案し、
着々と進めて私たちを感心させています。
ヨンさん.jpg

翻って、日本人は真面目で能力も高いと思うけれど、
失敗を恐れるせいか、どうも「できる」と発言するのに
躊躇する傾向があると思われます。

今回のヨン様は経験も豊富でずば抜けた才能の持ち主ですが、
ここに集う外国人たちは概して行動力が旺盛で、
あるものや知っていることを組み合わせて
新しいことを始めるのに時間がかかりません。

ガーデンランチ.jpg
勝手にやることは失礼、出しゃばりと思われたくない、
人の前に出るのが不安な日本人としては、
あの主体性、実行力には舌をまきます。

ヨン様のおかげで懸案の仕事が次々に片付きました。
ずっといてほしいわあ。



posted by junka at 21:26| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

えこびれワインの行方

昨年10月に仕込んで今年1月にリリースしたエコビレッジのワイン。
これまでは会員や寄付者の方にプレゼントという形で提供してきました。

味については好き好きがあるし、お酒をまるで飲めない私には
何とも批評しがたいのですが「美味しい」「期待していた以上」
と言ってくださる方もいてほっとしています。

このたびようやく酒販免許を獲得し、晴れて販売できるようになりました。
わずか100本の在庫ということもあり、今回は販売と言っても
あくまでも「活動の応援者を増やすためのツール」として
活用することにしました。

会員価格1500円、一般小売価格2500円という価格は
「私たちの取り組みを理解して、応援してください」
「このワインの将来を見守ってほしい」
というメッセージを込めたものです。

「もっといいぶどうを作って質の高いものを」とか「作業効率をあげて単価を下げよう」
(今回は原価でなんと1200円!人件費は入ってません)とか
「収量を増やせば収入になる」とか、積極的な意見も出ています。

どれも挑戦したいと思います。
ただ、ここで陥ってはいけないことは手段と目的を見誤ることです。
「何のためにワインを作るのか」「何のためにこの活動をしているのか」
という命題を忘れて「質の向上」や「収入増加」に意識をとられてはいけない。

私達は「エコビレッジ」(持続可能な暮らしとコミュニティをデモンストレーションする場)
を目標に、学びや交流の教材としての農業、「教育ファーム」としてのハル農園を目指しています。

明日の食料のためにも、みんなの夢を叶えるためにも「お金」は大切。
それを手に入れるための技術や組織も重要ですが、それらは全部手段でしかありません。

どんなに優れた技術を手に入れても、ヒット商品でお金が儲かっても
「人の幸せ」や「地球の持続性」と結びついて実感できなければ
意味がないのです。

ただ「あはは」「おほほ」と楽しく過ごし、
現世離れした生き方を望んでいるわけでなないけれど、
「何のためにやっているのか」を忘れないようにしながら、
地道に努力を重ねていきたいと思います。









posted by junka at 12:15| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする