2014年02月06日

南国でエコライフを考える2

今回の旅で改めて考えたことがもう一つあります。
エコカレッジのエコは自然環境との調和であると同時に
持続可能なエコノミーであるということです。

ボルネオはパーム椰子のプランテーションで有名です。
私が訪ねた地域も、道路沿いは行けども行けども
パーム椰子の森が続いていました。
熱帯雨林がパーム椰子の森に変わっていくに連れて、
野生動物の生息地はなくなり、農薬で川が汚染されるそうです。
(今回のプロジェクトで調査中)

KOPELプロジェクトでは、熱帯雨林を植林して再生しながら、
大型リゾートではなく、ホームスティやキャンプを主体にした
エコツアーを実施しています。
IMG_0102.JPG

産業のない田舎では、現金収入をプランテーションのみに頼る
生活をしています。
かつては自給用に果物や野菜も作っていましたが、
今ではコタキナバルから運ばれてくる野菜を買っています。
マーケットで聞き取りをしたところ、
中にはタイから輸入されているものもありました。

IMG_0037.JPG
野菜を育てるより、プランテーションで稼ぐ日当の方が
金銭的に有利なのは明らかです。
でも、最近は人件費を安くするために、
インドネシアやフィリピンからの移民が多く働くようになり、
決して地元住民が潤うわけではないという話も聞きました。

ホームスティ先の11歳の女の子は、学校を卒業したら先生に、
10歳の男の子は軍隊に入りたいと話しています。
店舗も企業もほとんどない地域で、若者は公務員になるか、
都市に出ていくのが一般的なようです。
もっとも家族愛、地域愛の強い彼らは、
数年すると戻ってくると言われています。

KOPELはそんな若者の働く場としても役立っていますが、
それでもちゃんとした報酬を払って長期雇用するには
農業やツーリズムでもっと収入を伸ばさなければ、
とリーダー達が真剣に話していました。

こんな話は日本にだっていくらでもあるでしょう。
先進国も途上国も同じです。
グローバル経済の下では、一握りの顔の見えない人たちの富のために
都市生活を支えるために地方は泣かされるのです。

自然も野生動物も伝統文化も保全したいけれど、
家族と一緒に暮らしたいけれど、
それでは食べていくことができない…。

次世代から搾取することない方法で、
地域の自然や文化を守る活動が生計の道につながるような、
そんなコミュ二ティビジネス・ソーシャルビジネスが
世界中で必要とされています。

現在エコカレッジで取り組もうとしていることもその一つです。


posted by junka at 18:42| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サポート会員の篠原由樹子です。初めてコメントデビューします。
代表の南国の話を読んで、私は、大家族はエコのキーワードかなと思いました。一人一人の顔がわかり、時に私物も共有し、力を合わせ家事をする。必然的に消費エネルギーも消費物資も合理的になり、また一人一人が大切にされる。弱い人も強い人も一人一人が社会の構成員。日本にも地方には昔から、縁という知恵がありました。
 私は地元埼玉で「めだかふぁみりぃ」というグループでボランティアとして10年かかわっていました。最初は数家族が集まった小さな会でしたが、いま、川口の街で豊かに根をはり、豊かな街づくりのウエーブをおこしています。そこでは、障害をもつ人ももたない人もボランティアも地域の人も、そのユニークな「ふぁみりぃ」にまきこまれ、あったかい街の繋がりを築いています。
 私は「そろばん塾」を仕事にしています。1円なり~2円なり~と日本のそろばん塾です。「円」は、日本の誇るべき素敵な貨幣です。えん、縁、円(まるいえん)…。「円」を使っている日本人は皆、家族、仲間です。(大きなトランプ遊びと同じ)。老後の為に¥を貯めても、それはただの紙切れ、心無い人に下の世話をされ終わり。それより縁をつくり、円(まるいえん)を広げることです。¥をいっぱい持っている人は、それをどうみんなの為に有効に使うか知恵が必要です。¥は自分のものでなく、円という通貨は、円を使うみんなの約束事。それを使って縁をつなげる事が大事。約束をやぶって、詐欺をしたり、物を盗んだり、独り占めして紙くずにしてしまっては、円は価値をなくします。
 ただ物を節約することが「エコ」ではないと思います。「価値あるもの」にはしっかり¥を使い、円を上手に活かしていくこと、縁のために¥はある。とりあえず使い道がうかばない¥は、自分の魅力を感じる活動に投資したり寄付したり、そうして円を動かしていくことも、上手に円をまわす知恵だと思います。
 円を上手に作り、使う知恵が社会には必要です。キーワードは、あたたかさ、おもしろさ、おもてなし、かもしれません。一人一人を大事に思う心、一人一人を生かす心。
 エコも、節約ではなく、「あたたかさ」がキーワードかもしれません。一人一人、無駄な人なんて一人もいない。みんなが生きている社会。知恵と工夫でみんなが大事にされる社会。あったかい大きな家族。そこには色んな人がやってくる。
 エコビレッジの活動は、そんな円(まるい地球)の一つのウエーブになっていくことと思います。と、期待しています。 円の話でした。 わいんより(未熟成)(熟成したらこんどはPEACH になろうかな…訳わからん話でスミマセン…)
Posted by 篠原由樹子 at 2014年02月17日 11:14
サポート会員の篠原由樹子です。初めてコメントデビューします。
代表の南国の話を読んで、私は、大家族はエコの大事なキーワードかなと思いました。一人一人の顔がわかり、時に私物も共有し、力を合わせ家事をする。必然的に消費エネルギーや消費物資も合理的になり、また一人一人が大切にされる。弱い人も強い人も一人一人社会の構成員。日本にも地方では昔から、縁という知恵がありました。
 私は地元埼玉で「めだかふぁみりぃ」というグループでボランティアとして10年かかわっていました。最初は数家族が集まった小さな会でしたが、いま、川口の街で、豊かに根をはり、豊かな街づくりのウエーブを起こしています。そこでは障害を持つ人も持たない人もボランティアも地域の人も、そのユニークな「ふぁみりぃ」に巻きこまれて、あったかい街の繋がりを築いています。
 私は「そろばん塾」を仕事にしています。1円なり~2円なり~と日本のそろばん塾です。「円」は、日本の誇るべき素敵な通貨です。えん、縁、円(まるいえん)…。「円」を使っている日本人は皆、家族、仲間です。(大きなトランプ遊びと同じ)老後の為に¥を貯めても、それはただの紙きれ、心無い人に下の世話をされて終わり。それより縁をつくり、円(まるいえん)を広げることです。¥をいっぱい持っている人は、それをどう、みんなの為に有効に使うか知恵が必要です。¥は自分のものでなく、円という通貨は、円を使うみんなの約束事。それを使って縁をつなげることが大事。約束をやぶって、詐欺をしたり、物を盗んだり、独り占めして紙くずにしてしまっては、円は価値をなくします。
 ただ物を節約することが「エコ」ではないと思います。「価値のあるもの」にはしっかり¥を使い、円を上手に活かしていくこと、縁のために¥はある。とりあえず使い道がうかばない¥は、自分の魅力を感じる活動に投資をしたり寄付したり、そうして円を動かしていくことも上手に円をまわす知恵だと思います。
 円を上手に作り、使う知恵が社会には必要です。キーワードは、あたたかさ、おもしろさ、おもてなし、かもしれません。一人一人を大事に思う心、一人一人を生かす心。
 エコも節約ではなく「あたたかさ」がキーワードかもしれません。一人一人無駄な人なんて一人もいない。みんなが生きていける社会。知恵と工夫でみんなが大事にされる社会。あったかい大きな家族。そこには色んな人がやってくる。
 エコビレッジの活動は、そんな円(まるい地球)の一つのウエーブになっていくことと思います。と、期待しています。
Posted by 篠原由樹子 at 2014年02月17日 11:49
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