2016年11月25日

タイニーハウスの暮らし

11月というのに氷点下。
足早の冬の到来ですが、今年は新しい建物と若者たちの
頑張りのおかげで、いつもよりも余裕を持って冬を迎えられそう。

ついに完成した私の安息小屋は、8畳間にロフト空間という
タイニーハウス(小さな小さな家)。
引っ越したばかりですがすこぶる快適です。
タイニーハウス全景.JPG

常に大勢に囲まれた生活は、私の性に合ってるというものの、
たまには一人で籠りたい(単純に昼寝したいとか)こともある。
共同生活を楽しむためにもプライベート空間は大切です。
どうしても欲しかったので、ちょっと無理して作っちゃいました。

と言っても、今回は自分では塗装一つしてません。
設計施工はニセコの友人、マキビト工芸の工藤さんです。
工藤さんはすごくセンスのいいデザインビルダーですが、
専門は薪ストーブ。
モデルハウスも兼ねているニセコの自宅にも、
とても存在感のある素敵なストーブがあります。

ストーブ3.JPG

今回私の安息小屋に設置したストーブは、完全オリジナルデザイン。
昨日、今日のような真冬日でも、朝1時間、夕方1時間程度、
リンゴ箱半分から3分の2箱くらいの薪を焚けば
1日暖かいのですから感激です。

当初からタイニーハウスの最大課題は暖房でした。
体積が小さいスペースに薪ストーブを置くと暑すぎるという
事態が生じます。
断熱が悪いと部屋は常に暑いか寒いかのどちらかになって、
快適な室温を維持することができません。
灯油ファンヒーターでも30分で暖をとることはできますが、
森の小屋に灯油では…ね。

このたび作ってもらった薪ストーブは、ロケットストーブを
ベースに周囲のレンガや石に蓄熱させる仕組みです。
薪を燃やす時間は短く、じわじわと放熱することで、
一気に温度を上げず、かつ暖かさを長く保つことが可能です。
ゆっくりじんわり温めるデザインなので、残念ながら
煮炊きには使えませんが、保温効果はあります。

ストーブ2.JPG

材料はすべて市販のものでできているというのも驚き。
小屋の割に大きさが目立ちますが、そこは格好のよさで及第です。
自慢のストーブになりました。

IMG_2165.JPG

で、薪の暮らしが始まると、昨日までゴミだった
小枝や新聞紙、ダンボールが、いきなり焚付として
ありがたい存在になったりして気持ちもポジティブになります。

水もタンクで運ぶから、決して無駄にしない。
生ゴミもコンポストトイレの中味も森へ返してあげればいい。

玄関.JPG

私の場合、母屋のシェアハウスを併用しており、
お風呂や洗濯はそちらに頼っているため、
何一つ不自由はありません。

最小限のもので豊かな生活を送ろうという
コンパクトなライフスタイルにはぴったりの空間。
シェア生活を組み合わせることで、
ハードルが下がり、楽しさがアップするという
新しい暮らしのモデルになるのではと思っています。

posted by junka at 17:46| Comment(1) | 日記 | 更新情報をチェックする

2016年11月03日

若者たちの旅立ち

冬が近づくに連れ、ボランティアの若者たちが一人去り、二人去っていきます。
昔は、旅をするように出会って別れ、いつも新しい気持ちで人といられる
この環境が刺激的で好きだったのですが、最近は若者を送るたびに
一人息子や娘を手放すような寂しさにかられます。

今週はおよそ半年間インターンスタッフとして務めてくれた友君を見送りました。
彼の優しい心づかいのおかげで、今年はどんな忙しいときも、
ぐったり疲れているときも、みんなお互いに優しい気持ちを持ちながら
チームワークよく取り組むことができ、本当にいいシーズンだったと振り返っています。
肩車.JPG

春はメキシコ人のノラと二人きりということもありました。
一人ぽっちでもつまらない作業でも笑顔を絶やさない彼女に助けられました。
フランス人のミラが才能を発揮してHEPP初のプロモーションビデオを作ってくれたことも
特筆すべき出来事です。
イタリア人のジュリオはお祭りシーズンにやってきて、その歌声で一躍大人気でした。

その他、何人ものボランティアがそれぞれの特技やパーソナリティを活かして
ここの活動とコミュニティに貢献してくれました。
彼らの存在なしに今年の成果はありえません。
子どもとジュリオ.jpg

友君を送り出してからは、いわゆる心にぽっかり穴が空いた心境で、
若いときは男と別れて泣いても次の日にはけろっと元気で前進モードになれたのに、
これも年をとったせいかしら…なんて我ながら情けない気分に陥っていました。
フレンチチーム.jpg

年々、この季節にこの気分を味わうことが嫌になっている一方、
若者たちが成長してまた訪ねてきてくれる喜びが前進の力となっています。
友君をはじめ、今年エコビレッジを盛り上げてくれた青年たちも
きっとより魅力的になっていつかまた出会えるでしょう。
アシア収穫.jpg
それにしても、40歳になったときは、
これからは本当にワクワクすることしかしないと決め、
自分のワクワクこそが原動力だったはずが、
この若者たちの次世代のために自分の力を尽くしたい、
そんな風に思うようになりました。

まあ、来年は50ですから、自分のワクワクはもう卒業しろということかもしれません。
ますます年寄りくさい話になってきたのでこの辺でやめましょうね。

posted by junka at 20:29| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする