2016年01月17日

2016年シェアハウス元年

2016年はシェアハウスの建設とともに開幕しました。

昨年後半は、このシェアハウスの着工で奔走していました。
2014年の学び舎建設のときも、たくさんの個人からご寄付や出資をいただき、
人様の信頼を背負うプレッシャーで眠れない夜を過ごしましたが、
今回は補助金の申請や金融機関の借入れで
頭を悩ませるたびに自分を情けなく思い、
「私はこんなことしてていいのかな」という疑問すら覚えました。

そんな中で、新しい年を前向きな気持ちで
迎えられているのは、隣で着々と形になっていく建物と、
その建設に携わる人びとの勇姿があるからです。

シェハウスはスタッフが通年快適に暮らせる環境と、
滞在型の研修事業を充実させ、学び舎と並んで
将来のエコビレッジの拠点とするために
建設に踏み切りました。
まだろくに体力もないのに大きな出費が続くことには
不安や批判もありましたが、多少無理しても、
今が軌道に乗せるタイミングだと判断したのです。

このたびもアトリエmomo&風のふ設計室に設計を、
武部建設さんに施工をお願いしました。

壁組棟梁.jpg
学び舎は基本計画からファンドレイジングに3年を費やし、
デザインや資材にもこだわりましたが、
今回は設計も短期間、2×4を使った工法で、
施工もスピードやリーズナブルさを重視しています。
壁建て込み4.jpg

とにかく早く出来てほしいというニーズと、
お金の計算ばかりが先にたち、正直言って、
学び舎のときのような純粋な思い入れを持って
スタートした工事ではありませんでした。

ですから、前回のような感動的なシーンは
実は想像していませんでしたが、工事が始まってからの
ワクワクは予想を遥かに超えるものでした。
屋根工事2.jpg
特筆すべきは、武部建設の大工さんと
地元農家のコラボレーションです。
プロが親身になってアマチュアの農家ビルダーを指導し、
弟子たちも熱心に学び、お互いに助け合って
最後は本当にいいチームワークを見せていました。

師弟2.jpg

もともと私は1日中職人さんの作業を眺めていたいくらい
現場好きなんですが、真心をこめてものづくりをする
人びとの姿や創造の力は、人の心を動かします。
それは建物の規模とか予算の大小、あるいは工法の違いも
関係ないと今回強く感じました。
渡部さん.jpg

あっさり終わると聞いていた工事ですが、
いろいろなドラマがありました。
悪天候による思わぬアクシデントも経験しました。
下手をしたら致命的な怪我にもなりかねなかったのですが、
そんな時も少しも不安に陥ることなく、チームのみんなが
智恵を出し合い迅速にリカバリーしました。

トラブルに直面したとき、ともすると、
犯人探しやお金の話が先行して
ものごとの本質を見失うことがあります。

でも、この人たちは絶対に逃げたりごまかしたりしない、
どんな時でも誠実に適切に対応してくれるという信頼があれば、
平常心で目の前の課題だけに集中し、よい結果を出すことができます。
困難な場面こそ、信頼できる仲間の存在を実感できた、
トラブルよりも、むしろそのことに気づいて感謝しました。
まさに「トラブルはエネルギー」「雨降って地固まる」です。

プロアマ2.jpg

赤白合同.jpg

アクシデントを経て「何が悪かったか」分析し、
二度と起こらないようにマニュアルやルールを
作ることも無意味だとは思いません。
でも、そういう対処の方法は、得てして
新しい取り組みに対して消極的になったり、
自由な発想を阻む恐れもあります。

トラブルに直面しても感情的になったり
パニックを起こしたりせず、状況にしなやかに
対応できるレジリエンスと、
信頼できる関係づくりの方がずっと大切だ。
そんなことを学んだ一件でした。

熱心.jpg

大工さん達の引き上げをお見送りしたときは
別れが辛くて思わず涙が出てしまいました。
わずか1ヶ月あまりの期間でしたが、暮らしを共にし、
お互いの知らない世界のことを語り合った彼らが去り、
家に帰ってきても、まるで家族がいなくなったような、
寂しさを覚えています。

今朝はとうとう足場が外れ、美しい建物の姿が現れました。
人気のない現場でしょんぼりしていた弟子も、
師匠に褒めてもらえるように最後まで頑張らなくちゃと
健気に明日からの準備をしています。

足場解体.jpg

私も書類の山に埋もれて腐ってる場合じゃない、と
自分に気合を入れています。

今年は飛躍の年。
いろいろなことに挑戦していこうと思っていますので
応援よろしくお願いいたします!

posted by junka at 20:11| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする