2017年10月01日

感謝祭

今年もささやかな実りを分かち合い、一年の成果を報告するために感謝祭を開きました。
準備が不十分であまり大掛かりなことはできませんでしたが、
およそ60人くらいの方に来ていただきました。
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奇跡的に青空に恵まれ、またこじんまりとしていた分、
久しぶりの会員さんや新しい地域の仲間と
ゆっくりお話ができていい時間となりました。
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スタッフがまとめてくれた「えこびれの一年」を眺めると、
つくづくいろんなことをしてるなと思います。
一見、まるで学生の学習発表会のようで、
「遊んでるようでいいね」と言われそうですが、
ひとつひとつ意味のあることばかりだと思っています。
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一歩ずつ階段を上るような直線的進み方ではありません。
人の出入りがあったり、補助金等の関係で収支の波があったりして、
3歩進んで2歩下がる、そんな歩み方で前進しています。
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これからも応援よろしくお願いします!
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2017年09月18日

エコビレッジデザインワーク

余市に拠点を移して6年目。
2013年に描いた構想図を眺めると、「あれもできた」「これも作った」と
なかなかいい線行ってる気もする。

一方、建物は増えているものの、このまままっすぐ進んでいいのかなと不安に感じる時もある。
関わる人が増え、間口が大きくなった分、核が見えにくくなった、
通年で働く人の環境や持続可能な運営を考えると、過去にはなかった
責任や経済性も重要になってきた。
そもそも何が核だったっけ?という疑問も。

スタート当初とはだいぶ環境も顔ぶれも変わってきたので、
昨年から改めて将来構想図を描き直している。
構想の中心は農園のリフォームだが、その前に「何を大切にしていくのか」という
議論が欠かせないということで、施設計画と並行してミッションを確認するという作業をしている。
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最初は敷地をみんなで歩くところから。
理事や日常的に運営に関わるスタッフメンバーだけでなく、
建築やエネルギー、動物など各種専門家の視点、カレッジの受講生や学生など
時々訪ねてくる学び手の視点なども加え、それぞれ「大切にしたい」と思うことを話し合い、
それらの要素に優先順位をつけて可視化しながら
相違点を共有するというワークショップを行った。

同じような順位づけをしていても、見ているところが違ったり、
真逆のようでも根底にある価値観は近かったり、
優先順位そのものよりもお互いの考えていることを把握できたことが有意義だった。
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エコビレッジは包括的な取り組みなので、環境や農業などのシングルイシューとは違い、
あれもこれも出てくるのは自明だ。

「広がり過ぎてわかりづらい」という指摘はさんざん受けてきたが、
実は私はこれをひとつにまとめようとか、わかりやすくしようとはあまり考えていない。
人の生き方暮らし方すべてに関わることなのだから、単純化できないのは当然。

そもそも複雑な人間をテーマごと、課題ごとに分けて、わかりやすく、
効率的に解決しようとした結果、現代社会のさまざまな歪みが生まれた。
それをもう一度紡ぎ合わせて考えようとしたら、ごちゃごちゃになった。
そういうことだと思う。
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単純明快に分類し、直線的に解決するのではなく、
いろいろなことをそれぞれのペースでアメーバ的に進めていくのがこれからの時代。

ただ、いろいろなことがつながっていると、やっている人自身が
自覚できるように進めていきたい。
たとえ距離が離れていても、一周遅れで走っていても、同じゴールを目指している
ということがわかっていればいいのだ。
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そんな集団のプロジェクトを一体どのように表現したらいいのだろう。
活動を始めたときからの課題であるが、未だによくわからない。









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2017年08月27日

手作り浄化槽の先に

ここではエコライフのひとつの課題として汚水の処理に取り組んでいます。
個液分離型のバイオトイレに加えて生活雑俳水の排水も大きなテーマ。
ここは下水施設がなく、法的には垂れ流しが可能なエリアですが、
エコライフを標榜している以上、何か努力したいということで、
生ゴミはできるだけコンポストにし、使った食器の油汚れを紙で拭いたり、
洗剤を工夫したりしているところです。

一方で「自然のキャパシティ内で処理できる」「紙の方がよっぽど無駄」
という声もあり、環境負荷を測定する難しさも感じています。
もしかしたら自己満足かもしれない。
環境負荷を測るファクターはいくつもあるし、単純ではないのです。

環境負荷も少なく、かつ気持ちよく美味しい暮らしを実現したいと、
日本工業大学の樋口チームとともに、エコロジカルな
手作り浄化槽を試験しているところです。
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昨年夏に製作した浄化槽はオガ屑や籾殻薫炭など、
身近に手に入れることのできる資材を使って
ゼミの学生たちが中心になって製作しました。
均等に排水を点滴させるのが難しかったため、
いくつか試作を重ねましたが、最終的に学生の案が採用されました。

その後、3回に渡って水質検査をしたところ、
アンモニアや窒素、CODなどいくつかの項目で
目覚しい効果が発見されました。
基材に生息する微生物が約8~9割の有機物を除去することがわかったのです。

今回は4回目の測定で、1年経過してどの程度の機能が発揮されるのかを
検証しようとしました。
驚いたことに、過去3回とまるで逆の成果が出ました。
そこからいろいろなディスカッションが生まれました。

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容疑者は前日使ったシャンプーやリンス、化粧品。
慌ててどんな成分が含まれているか調べると、聞いたこともない
名前の化合合成物がずらっと並んでいます。
これらが微生物の活性に影響を与えたのではないか。

結果は検査機関に委ねることにしましたが、
このことをきっかけにいろいろな議論がされました。
「普段暮らしの中で自分が取り入れているもの、そして
出しているものについてきちんと考えたことがなかった」
「知らない間に生物や環境に影響を与えているかもしれないし、
自分の身体にも影響が出ているかもしれない」
パックテスト2.jpg

大切なことは「何を食べるか使うか」について、
〇×のリストを暗記することではありません。
「自分の暮らしが何かに影響を与えているかもしれないこと」
その事実を深く認識することです。

生ゴミでコンポストをつくるようになると、
プラスチック類はもちろん、分解に時間のかかるものは
入れないように気を遣い始めます。
「これはちゃんと分解できるかな」と。
ゴミを捨てるというよりも、まるでペットに餌を与えるような感覚に似ています。

自分が普段食べているものや排出しているものと、
そこからつながっている目に見えないもの、さらには
世界の裏側の人たちに思いを馳せられるようになりたい、と思います。










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